[社団法人日本漢方交流会 企画部 主催・一般公開特別講座のご案内]

第17回・初学者のための漢方運用講座 in 東京

 

日時:平成2598日(日)10301700

 

テーマ:寝汗・多汗の漢方療法

 

内容:

10301200            治則と方証相対                                   太田順康

12001300               昼食

13001440                   漢方の方剤学−柴胡剤と類方−                      高橋宏和

14401500                               休憩

15001640                   寝汗・多汗に対する漢方処方の店頭応用      太田順康

16401650       質疑応答

*取得単位:漢方薬・生薬認定薬剤師 必須研修3単位(日本薬剤師研修センター認定)

 

場所:慶應義塾大学薬学部 芝共立キャンパス 2号館 255講義室(案内板あり)

東京都港区芝公園1-5-30 TEL:03−3434−6241

JR・浜松町駅 北口 徒歩12分  都営地下鉄三田線・御成門駅 A2出口 徒歩2

都営地下鉄浅草線・大門駅 A6出口 徒歩6分  都営地下鉄大江戸線・大門駅 A6出口 徒歩6

 

参加費:一般 5000円  日本漢方交流会 会員 2000円    学生 1000円

 

    講座後、500630位まで、隣の芝パークホテル内にて先生方を囲んで懇親会を行います。

どうぞお誘いあわせの上ご出席下さい。(懇親会費・3000円)

 

申込み方法:

郵便振替用紙に、参加費、及び、懇親会費を明記し、氏名・職業・連絡先(〒住所、電話・FAX)もお書き添えの上、お振込み下さい。

 

郵便振替

口座加入者名:日本漢方交流会 企画部

口座番号 :001606314431

 

問合せ先:社団法人日本漢方交流会 企画部

154-0001 東京都世田谷区池尻2-31-20-4F 正見堂薬局内

TEL03-3412-1613 FAX03-3412-7499

 

申込み締切り:830日()<当日参加も可能です>

 

講師プロフィール及び講演要旨

 

 

<太田順康> 薬剤師・鍼灸師。社団法人日本漢方交流会・漢方認定師範(終身)。

(有)艸皇園太田薬局(昭和39年〜)

履歴:昭和36年岐阜薬科大学卒業。昭和49年中和理療専門学校卒業。平成4年岐阜漢方研究会会長。平成10年岐阜薬科大学非常勤講師(漢方学)。平成15年社団法人日本漢方交流会

副理事長。平成18年東海漢方協議会会長。

専門:傷寒・金匱を中心にした古方。薬局製剤を中心にした漢方処方の店頭応用。わかり易い漢方基礎理論(初心者向け)。

著書:漢方基礎理論・重要処方解説(東海漢方協議会 初心者テキスト)。

色々な病に対する漢方処方の店頭応用12 他。

 

【講演要旨】

 

「治則と方証相対」

お客さんに適切な漢方処方を選定して差し上げることは、私ども漢方を目指す者の大命題であり、最も悩む問題でもあります。処方の選定に迷ったときどうしたら良いか、多くの訴えを持つお客さんに対応するとき、どの症状、どの病気を最優先に治療すべきか、治法の原則、及び処方の決定までのプロセスを五十有餘年の経験から得た極意らしきものを、出来るだけ実際にそくした形で解説します。

 

「寝汗・多汗に対する漢方処方の店頭応用」

現代人は汗に非常に敏感になってきました。汗が多い、盗汗がでるなどの症状は多様で多くの漢方処方が用意されています。それら漢方処方の応用を、問診、望診、聞診上の留意点を中心にお話します。

寝汗・多汗で来店されるお客さんは元より主訴は別にしても汗が多いことで処方選定の鍵になることがあります。それらを含めて漢方処方の選び方をなるべく平易な言葉で判りやすく解説します。

桂枝湯、桂枝加黄耆湯、桂枝加附子湯、小建中湯、黄耆建中湯、当帰建中湯、帰耆建中湯、防已黄耆湯、大承気湯類、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、防風通聖散、加味逍遥散、当帰芍薬散、補中益気湯など。

 

 

<高橋宏和>  薬剤師。社団法人日本漢方交流会理事。京都漢方研究会常任理事・講師。

京都薬科大学非常勤講師(漢方医薬学担当)。

履歴:昭和53年徳島大学薬学部卒業。昭和53年医療法人聖光園細野診療所勤務。

平成3年兵庫県明石市に末広薬局開局。

専門:細野流(浅田流)を中心とした折衷派。

 

【講演要旨】

 

「漢方の方剤学−柴胡剤と類方−」

漢方処方を勉強する方法の一つに、その処方の主薬をもとにグループ分けする方法があります。その代表的なグループが柴胡剤です。今回は、この柴胡剤を取り上げ、その共通する目標や、各処方の使い分けなどを紹介します。さらに、柴胡剤の中でも、柴胡−黄芩、柴胡−芍薬の組み合わせによって、グループ分けすることができます。今回は、柴胡−芍薬の代表処方である四逆散を基本骨格とする、四逆散類方についても紹介し、その基本的な使い方と応用方法を紹介したいと思います。