[社団法人日本漢方交流会 企画部 主催・一般公開特別講座のご案内]
第21回 初学者のための漢方運用講座
<動悸・心悸亢進の漢方療法>
日時 平成27年9月13日(日)
内容 10:30〜12:00 気味と薬能 太田順康
12:00〜13:00 昼食
13:00〜14:40 漢方の方剤学−桂皮剤と類方− 高橋宏和
14:40〜15:00 休憩
15:00〜16:40 動悸・心悸亢進に対する漢方処方の店頭応用 太田順康
16:40〜16:50 質疑応答
*取得単位:漢方薬・生薬認定薬剤師 必須研修3単位(日本薬剤師研修センター認定)
場所 早稲田大学 国際会議場 3F第一会議室(案内板あり)
東京都新宿区西早稲田1-20-14 TEL:03−5286−1755
高田馬場駅より学バスで西早稲田バス停まで10分 西早稲田バス停より徒歩5分
東京メトロ東西線 早稲田駅 3b出口より徒歩10分
参加費 一般 5000円 日本漢方交流会 会員 2000円 学生 1000円
* 講座後、17:00〜18:30位まで、先生方を囲んで懇親会を行います。
どうぞお誘いあわせの上ご出席下さい。(懇親会費・3000円)
申込み方法
郵便振替用紙に、参加費・懇親会費を明記し、
氏名・職業・連絡先(〒住所、電話・FAX)もお書き添えの上、お振込み下さい。
郵便振替
口座加入者名:日本漢方交流会 企画部
口座番号 :00160−6−314431
問合わせ先
東京:社団法人日本漢方交流会 事務局
〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-31-20-4F 正見堂薬局内
TEL:03-3412-1613 FAX:03-3412-7499
申込み締切り <当日参加も可能です> 平成27年9月4日(金)
講師プロフィール及び講演要旨
<太田順康> 薬剤師・鍼灸師。社団法人日本漢方交流会・漢方認定師範(終身)。
(有)艸皇園太田薬局(昭和39年〜)。
履歴:昭和36年岐阜薬科大学卒業。昭和49年中和理療専門学校卒業。平成4年岐阜漢方研究会会長。平成10年岐阜薬科大学非常勤講師(漢方学)。平成15年社団法人日本漢方交流会
副理事長。平成18年東海漢方協議会会長。
専門:傷寒・金匱を中心にした古方。薬局製剤を中心にした漢方処方の店頭応用。わかり易い漢方基礎理論(初心者向け)。
著書:漢方基礎理論・重要処方解説(東海漢方協議会 初心者テキスト)。
色々な病に対する漢方処方の店頭応用1・2
くらしの薬草と漢方薬 −ハーブ・民間薬・生薬−
共著 水野瑞夫/太田順康 新日本法規出版(株) 2014年8月
【講演要旨】
「気味と薬能」
漢方薬の薬効を考える時、薬能という独特の考え方をします。薬能とは薬物の作用と適応症を、その薬物の気味を中心にして漢方的表現で表したものです。
気味の働きを基に代表的な薬物、桂枝、人参などの働きと、それらを主薬とする薬方群の店頭応用について解説します。
「動悸・心悸亢進に対する漢方処方の店頭応用」
単純に動悸・心悸亢進と言っても様々な病気で起こり、背景にあるその病人さんの漢方的体質・状態をみて処方の選定が行われます。
水によるもの、血証によるもの、気の変動、上衝性のもの、虚労によるもの、など様々です。
動悸・心悸亢進に繁用される漢方処方の応用を、漢方的分類を基に、問診、望診、聞診上の留意点を中心にお話します。
<高橋宏和> 薬剤師。京都漢方研究会常任理事・講師。
京都薬科大学非常勤講師(漢方医薬学担当)。
兵庫県明石市にて末広薬局(平成3年〜)。
履歴:昭和53年徳島大学薬学部卒業。昭和53年医療法人聖光園細野診療所勤務。
社団法人日本漢方交流会理事(〜平成25年)。
専門:細野流(浅田流)を中心とした折衷派。
【講演要旨】
「漢方の方剤学−桂皮剤と類方−」
漢方生薬の中には、その処方の方向性を決定する重要な薬物がいくつかあります。「桂皮」もその一つで、今回は、桂皮の薬能を紹介するとともに、桂皮を主薬とする処方群(桂皮類方)を、桂皮の薬能を基に、その共通する部分と、使い分けを解説します。特に、桂皮を主薬とする桂枝湯は、『衆方の祖』といわれ、多くの加減方と合方、桂枝湯を基本骨格とする処方がありますので、桂枝湯類方についても解説します。