『漢方薬局を開局したい人の為の研修会』の報告

                  日本漢方交流会 組織部 若手育成研修会

  高橋宏和 寺島衛 村木重信 金子吉一

平成15年10月19日(日)福岡市の 第一薬科大学 にて、日本漢方交流会・第五回若手育成研修会「漢方薬局を開局したい人の為の研修会」を開催しました。


まずは計量↑

プログラム 
AM10:00〜12:00  薬局製剤実習    講師:佐々木 良忠 先生
              (五苓散と八味地黄丸を製作。)

 12:00〜PM1:00  昼食

PM1:00〜PM4:00  漢方薬局開局マニュアル 講師:寺島 衛 先生
               漢方専門薬局経営ノウハウ

  薬局製剤実習は先ず五苓散の製作から開始した。既に末となっている各生薬を量り採り、よく混合し三回篩を通す。これを分包機もしくは薬匙で小分けし分包する。
この間、ベトナム桂皮の筒桂を削る作業や刻み生薬を粉砕機にかけて作る作業等を見学し、実際に試みた。又、朮については、蒼朮、古立蒼朮、白朮の違いについて勉強した。
 次に八味地黄丸。こちらも末となっている各生薬を量り採り、よく混合し三回篩を通し別の容器に移す。蜂蜜を鍋で量り弱火で加熱し、火を止め混合した生薬を少しずつ加えかき混ぜながら練る。割れない塊になって製丸機で製丸した。


五苓散を篩にかける↑

製丸機は佐々木先生が持参された自動製丸機(手動式・電動式各1)を使ったが、第一薬科大には今では貴重品の手作り方式の製丸機があり、こちらにトライする先生もあった。この間、製丸機の価格や購入方法などを教えてもらった。
 本来、後片付けまでを12時までに終わる予定だったが、作製だけで12時半を回り、後片付けは4時から行うことになった。
 急いで昼食を済ませ、1時10分から寺島先生の講習が開始。
午後の部は「漢方薬局開局マニュアル」と「漢方専門薬局経営のノウハウ」。寺島先生の本音の話にみんな真剣に聞き入っていた。

その他の画像↓ 

八味を練る作業
パソコンの利用
自動製丸機で作った場合
古式製丸機は修行が必要?

会場  第一薬科大学 生薬学実習室

    〒815-0037 福岡市南区玉川町22−1 電話092−541-0161
   (JR博多駅よりタクシーで約15分、バスは博多郵便局前D乗り場より
    64、66、67番に乗り約20分、清水町で下車し徒歩5分)
   (福岡空港よりタクシーで約20分)
   (西鉄 天神大牟田線 高宮駅より徒歩10分、大橋駅より徒歩15分)


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